【これでは成功できない】正反対の二人から学ぶ、間違ったリスクの取り方。

こんにちはken2です。

 

今日は、私の身近にいる、「間違ったリスクの取り方」をしている二人のエピソードを紹介します。これから人生を良くしていきたい人にとって、学ぶところが多いと思いますよ。

 

 

「間違ったリスクの取り方」を実践する二人の知り合い

 

私は交友関係の狭い人間ですが、周囲には対極とも言えるスタンスで生きている人がいます。

 

①起業して会社を年商10億規模にまで大きくしたが間もなく事業が傾いて最終的にホームレスになった人(何を隠そう私の叔父です)

 

②新卒で入社した会社に十数年勤めていて生活は安定しているものの年収がまったく上がらず、将来の教育資金が不安だとぼやき続けて早5年ほど、状況は何も変わっていない人(何を隠そう私の幼馴染です)

 

真逆とも言える生き方のこの二人。私からみると実は共通点があります。

 

それはなんだか分かりますか?

 

答えは、「『リスクの取り方』を間違えている」という共通点です。

 

叔父(①)は、無謀なリスクの取り方をし、リスクコントロールを怠っていたという点で間違っていたし、

幼馴染(②)は、リスクを取らなさすぎという点で間違っています。

 

無謀な生き方をした叔父の話

叔父は、起業して最初の事業で成功しました。

それで気を良くし、ベンツやらBMWやらを複数台乗り回し、別荘を買い、家庭持ちでしたが不倫相手と豪遊三昧。ところがあたらしく手をだした事業で無謀な投資を行ってキャッシュをすり減らし、そうこうしているうちにリーマンショックが直撃してうまく行っていた最初の事業もあっというまに潰れてしまいました。

 

叔父はとにかくお金にだらしなかった。

 

娘たち名義で勝手にクレジットカードを作って借金を繰り返し、

妻名義である住まいを勝手に担保にいれてこちらでも借金を重ねました。

また、具体的な額は聞いていませんが、実姉である私の母とその夫である父からも、相当な額の借金をしていたようです。

(おそらく数千万単位です。父の退職金はほとんどそれに消えたとか。)

 

とまぁ、本当にひどい有様でした。

 

こんなことをしていたら、親族から総スカンを喰らって当たり前です。

娘とも妻とも姉とも絶縁状態となり、年商10億社長からホームレスへ。

それはそれは、見事な転落劇でした。

 

リスクを取らなさすぎな幼馴染の話

もう一方の幼馴染についても話しましょう。

彼はとてもいいやつだし、善良な人間です。

 

高校時代に初めて付き合った彼女とそのまま結婚しました。

大学は早慶上智です。

新卒で入社した会社にいまだに勤め続けています。

勤続はもう15年くらいでしょうか。

小学生か幼稚園生くらいのお子さん二人と兼業主婦奥さんの四人家族。

 

まさに絵に描いたような、順風満帆な人生と言えるかと思います。

 

しかし彼もお金の悩みを抱えています。

 

子供ふたりの教育資金を用意しなきゃならない。

しかし自分の年収は、何年も全く上がらない。

奥さんも低年収且つ休みの少ないブラック企業勤め。

 

ことあるごとに「どうにかしたい、どうにかしたい」と相談を受け、私もその度に精一杯アドバイスなどさせてもらってきました。

 

しかし彼は、とにかく損をすることが怖くて、失敗することが怖くて、なにも行動に移さないのです。

 

「よし!俺今度こそやるわ!ありがとう!」といったかと思えば数週間後には態度を翻してしまいます。

 

そしてその度にああだこうだと理屈を並べ立てるのです。

「日本は人口が減っていくから不動産投資はできない」

「株式市場は今バブルだから、次に暴落が来たら買うことにするよ」

「仮想通貨はリスクが高いからやめておくよ」

「今は時間がないから副業はできないかな」

 

こんな具合です。

 

それでも一時期は、人生を変えるために本気で投資用不動産を探していました。

そしてこれだという物件を見つけ、数日後には本契約、という段階までいったのです。

 

しかしそのタイミングでまさかの購入辞退。

私はびっくりして理由を問いただしたところ、

「いやぁ実は俺の両親が賃貸物件持ってるんだけどずっと空室でさ、投資用物件を買う話を両親にしたら大反対喰らっちゃって。。」と言う。

 

その時はさすがに語気を強めて叱りましたよ。

「お前の人生だろ!!!!!誰の人生を生きてるんだよ!!!」

と。

 

まぁ、こういうことを繰り返してもう何年も経っています。

 

23年末に二人で忘年会として飲みに行った際、「来年の抱負は?」と私が質問したところこう答えました。

 

「うーん。。現状維持かな(笑」

 

その時の表情を思い出すたび、私はなんとも言えない気持ちになります。

 

うっすら笑っていましたが、その表情からは、

「自分は何も変えることができない」

「自分なんてこんなもんだ」

とでも言いたげな、学習性無力感と自己卑下の感情が露骨に滲み出ていたのです。

 

叔父とは対極で、彼は経済的に大きな失敗はたしかにしないかも知れません。

 

しかし私が彼について心配しているのは、「自分の人生に後悔の念を抱いて死ぬ」というリスクです。

 

正しいリスクの取り方とは?

以上、対照的な二人の人間の生き方を紹介してきました。

繰り返しになりますが、私から見て彼らはどちらも間違ったリスクの取り方をしています。

叔父はリスクを取りすぎ、幼馴染はリスクを極度に恐れて取らなさすぎなのです。

 

では正しいリスクの取り方とはどういうものでしょうか?

 

結論、

「失敗しても致命傷にならない範囲のなかで最大のリスクを取り続ける」。

これが私の実体験上もっともうまくいきやすいリスクの取り方、リスクとの向き合い方だと思います。

 

これは言い換えると、

「守りをある程度固めた上で攻める」

「逃げ道を用意した上で攻める」

というスタンスです。

 

守りを固めておけば、攻めることに集中できます。それが成功をもたらし、その成功によって、守りがより盤石になります。そしてその盤石な守りがあるからこそ、今度はもう一段落大きな攻めに打って出ることができる。。

 

守り→攻め→成功(守りが強くなる)→さらに大きく攻める

 

リスクを取るというのは決してバクチをうつことではありません。

ここまでなら負けても平気だ、というラインをしっかり確認して、その上で勝負に出るのです。

ある意味でこれこそ非常に堅実な生き方だと思います。

 

叔父は博打に勝ってしまったがために、守りを固めること(儲けた金で堅実な資産を買い入れるなど)の大切さを学びませんでした。足元がぐらついて一気に転落してしまったのです。

 

幼馴染は守ることばかり考えて一向に攻めません。攻めないが故に成功もなく、成功もないから守りの強度が一向に強くならず、防戦一方の人生を歩み続けています。

 

 

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

もちろん、どんな人生を歩もうが一人一人、本人の自由です。

 

しかし私は、これから人生を良くしていきたい人にはぜひ、「適切なリスクの取り方」を意識して欲しいと思います。

 

繰り返しになりますがそれは、

 

・失敗しても致命傷にならない範囲のなかで最大のリスクを取り続ける

・守りをある程度固めた上で攻める

・逃げ道を用意した上で攻める

 

といったスタンスで生きることです。

 

みなさんの人生の向上に少しでも寄与できたなら幸いです!

 

ではでは!